- ・朝に偏頭痛で起きてしまう…
- ・午後にかけて偏頭痛が起こる…
- ・肩こりに伴って偏頭痛が出る…
- ・月経前後で偏頭痛になる…
- ・偏頭痛の薬を飲んでも症状が良くならない…
このような偏頭痛の症状でお悩みの方はページを読み進めてください!
浜松市中央区の当整骨院では偏頭痛の施術も行っております。
では、偏頭痛の主な症状は何でしょうか。
【偏頭痛の痛み方】
偏頭痛の痛み方は「ズキンズキン」、「ガンガン」、「脈打つような」と表現される方が多いです。
偏頭痛は一度発症すると4~72時間ほど続くと言われています。
【偏頭痛で痛む部位】
偏頭痛は「片頭痛」とも記載されることからもわかるように、頭の左右どちらか片方に出現することが多いですが、両側、対称的に偏頭痛がある方もいらっしゃいます。
【偏頭痛が起こる頻度】
月に1~2回程度の方もいらっしゃれば、多い方だと週に1~2回起こります。
【偏頭痛の痛みの特徴】
・痛みは1~2時間でピークに達します。
・吐き気や嘔吐を伴う方も多いです。
・偏頭痛が発症すると動くこともできず、寝込んでしまう方もいらっしゃいます。
・身体を動かすと痛みが悪化します。
【偏頭痛での痛み以外の症状】
・吐き気、嘔吐、胃部不快感
・光が普段よりもまぶしく感じる
・周りの音が普段よりもうるさく聞こえる
・においに敏感になる
これらの症状は、偏頭痛に随伴します。
偏頭痛が起こる前には前兆がある?!
偏頭痛をお持ちの方は前兆がある方がいらっしゃいます。
もちろん前兆のない偏頭痛もありますが、偏頭痛の前兆があるという方は、全体の2~3割だと言われています。
では、偏頭痛の前兆とはどのようなものが存在するでしょうか。
【偏頭痛の前兆】
・視野にフラッシュのような光(もしくはガラスやオーロラ、万華鏡と表現する方もいます)があらわれ、視野の片側または中心部が見えにくくなる。(このような偏頭痛の前兆を閃輝暗点(せんきあんてん)と言います。)
・様々な感覚が鈍くなる
・言葉が出てこなくなる失語のような症状
このような偏頭痛前の前兆は、だいたい30分もたたないうちに消え、そのあとに偏頭痛が出現します。
偏頭痛になってしまう原因とは
偏頭痛の原因として以下のものがあげられます。
【偏頭痛の原因その1:疲れや睡眠不足、心理面のストレス】
偏頭痛の原因として大きく取り上げられるのはやはりこれでしょう。
もちろん身体も心も疲れ切ってしまっているときに偏頭痛は起こりやすいですが、逆に大きな仕事が終わったり、なにか大きなストレスから解放されたとき緊張がとけて、偏頭痛がおこるという方もいらっしゃいます。
【偏頭痛の原因その2:女性ホルモンの低下】
まず、偏頭痛の発症率を男女で比べてみると、頭痛持ちの患者のうち偏頭痛もちが全体の8.4%であり、
その内訳は男性が3.6%、女性が12.9%です。
つまり、偏頭痛は女性が男性の3.6倍も多いことが分かります。
男性よりも女性に偏頭痛が多いことの原因のひとつとして、女性ホルモンが偏頭痛に関係していることがあげられます。
女性の偏頭痛は、月経前や月経期間中に起こることが多いと言われています。
妊娠中は一時的に偏頭痛が治まる方が多く、経口避妊薬(ピル)を服用中の女性は偏頭痛が起こりやすくなるようです。
余談ですが、偏頭痛が日常生活に及ぼす影響の研究データを見ると、
偏頭痛のときはいつも寝込む方は4%、
ときどき寝込むという方が30%、
寝込むことはないが日常生活への支障が大きいという方が40%と、
トータルで74%もの方が偏頭痛によって日常生活に影響を受けています。
またそれはとくに女性のほうが偏頭痛による日常生活への支障が大きいとも言われています。
【偏頭痛の原因その3:周りの環境の変化】
偏頭痛の原因として周りの環境の変化も影響します。
たとえば、転勤や引っ越しはもちろん、旅行や外出で偏頭痛が誘発される方もいらっしゃいます。
【偏頭痛の原因その4:季節や気温の変化】
季節の変わり目や、昼夜の気温差も偏頭痛を引き起こす原因の一つです。
たとえば、雨の前に低気圧が近づいたときや、冬の寒さによって頭痛が誘発されるかたが多いようです。
またエアコンのそばで冷たい風に直接あたっていると、偏頭痛もちでない方でも、頭が痛くなることがありますよね。
これは急激な温度の変化に身体や血管の変化が追い付かなくなるんですね。
【偏頭痛の原因その5:食べ物や飲み物との関係】
偏頭痛は、実は普段口にする食べ物や飲み物との関係が深いと言われています。
個人差がありますが、特定の食品や飲料水によって偏頭痛が誘発されることがありますので、
偏頭痛の傾向としては知っておいて損はないかもしれません。
以下に示すような、血管拡張作用のある物質を含む食べ物や飲み物が偏頭痛を誘発する原因となります。
・アルコール
二日酔いによる頭痛も偏頭痛と似たような発症の仕方ですね。
特に赤ワインは、ヒスタミンという血管を拡張させる物質を多く含んでいて偏頭痛を起こしやすいです。
・チョコレート
・チーズ
・亜硝酸塩含有食品(ハムやソーセージ、サラミなどに含まれ、防腐剤として使われています)
・グルタミン酸ナトリウム含有食品(インスタント食品や化学調味料の成分となっていることが多いです)
・アスパラギン酸などの添加物含有食品(ゼロカロリーなどのダイエット飲料水や食品に使われる甘味料に多く使われます)
偏頭痛をお持ちの方は上記の食べ物、飲み物は避けたほうがいいかもしれませんね。
【偏頭痛の原因その6:マグネシウムの不足】
マグネシウムが体内や脳内から不足すると、カルシウムが体の細胞の中に溜まってしまいます。
それは、血管の収縮を招くため、偏頭痛が起こりやすくなるのです。
偏頭痛が生じている時に脳内のマグネシウム濃度を測定すると、半分近くの人が、通常の脳内マグネシウム濃度よりも20%近くも低いことが実証されています。
ですから、偏頭痛をお持ちの方はマグネシウムを積極的に食生活に取り入れると、
偏頭痛の症状が軽くなったり、偏頭痛の出現回数自体を減らすこともできるでしょう。
しかしながら、偏頭痛をお持ちでなくても現代の日本人は、マグネシウムが不足しています。
厚生労働省によると、1日のマグネシウム摂取推進量は、
成人男子で280~320g、女性で240~260gとされていますが、なかなかその量を摂取するのは難しいので、日ごろから意識することが大事ですね。
マグネシウムを多く含む食材は、納豆や胡麻、玄米、ひじき、ほうれん草、わかめなどです。
偏頭痛の方はサプリメントも活用しながら摂取するといいでしょう。
偏頭痛があっても薬に頼らずに暮らすためには
今までに示したように、偏頭痛の原因を取り除いたり、偏頭痛の原因を避けた生活を送るのが1番ですね。
偏頭痛の原因を知ったうえで、日常生活を送ってみましょう。
〈偏頭痛を避けるための日常生活の送り方〉
・食事は3食、栄養バランスを大事に。
・チョコレートやチーズ、アルコールなどの血管を拡張させる食品は避けましょう。
・寝不足NG。週末の寝だめは意味ありません。
・疲れたとき、ストレスのたまった時にはリフレッシュを。
・月経前症状がつらい女性は早めに時には薬に頼りましょう。
・旅行中や外出時もできるだけいつもの生活のリズムをくずさないようにしましょう。
偏頭痛の予防に、今まで示したような日常生活の改善はもちろんですが、以下の対症療法も試してみてください。
整骨院おススメ!偏頭痛になったときの対処法
【偏頭痛の対処法その1:冷やす】
冷やすのは、偏頭痛に対して1番有効性があり、すぐに効果があるでしょう。
頭部を冷やすことで、拡張した血管を収縮させ、偏頭痛の根本の原因を取り除きます。
冷やすのは、偏頭痛が起こっている場所でよいですが、首の後ろでも効果があります。
首の後ろには脳につながる大きな血管がありますので、そこを冷やすことで冷えた血液を脳に送ることが期待できます。
偏頭痛で厳禁なのは、頭を温めることです。
脳の血管が温まって、さらに血管が拡張してしまうと、偏頭痛は悪化してしまうでしょう。
偏頭痛が出現した日は、お風呂の時間を短くしたり、部屋の温度をいつもより低くしたりと、脳の血管を温めないようにする工夫が必要です。
しかし、偏頭痛ではなくて、緊張型頭痛の場合には、偏頭痛とはちがって、逆に温めることが有効な対処法になります。
適切に整骨院を受診し、ご自分の頭痛を理解したうえで行うことが重要になります。
【偏頭痛の対処法その2:ツボを押す】
偏頭痛にお困りの方は、嘘だと思って一度試してみてください。
自律神経の乱れによる偏頭痛ほど、ツボを押す効果がみられるようです。
偏頭痛に効果のあるツボをご紹介します。
・偏頭痛に効くツボ①
後頭部と首の境目、髪の毛の生え際と首の肌の境目あたり。
ここはグリグリを強く押しましょう。
・偏頭痛に効くツボ②
頭のてっぺん。百会(ひゃくえ)と呼ばれる場所です。しかし、つむじではないので注意してください。頭の頂上にあたるところです。こ
のツボは偏頭痛だけではなく、先に挙げた緊張型頭痛にも効果があるツボです。
ここは強く押しすぎないよう軽くたたいてみてください。
・偏頭痛に効くツボ③
耳の後ろにある骨の出っ張ったところで、完骨(かんこつ)と呼ばれる場所です。
このツボも、偏頭痛だけではなく、緊張性頭痛や群発性頭痛など、頭痛全体的に効果が認められています。
・偏頭痛に効くツボ④
さきに紹介した完骨の下で、下顎の骨の下にあるツボです。
合谷(ごうこく)と呼ばれています。ここは少し強めの力で押して構いません。
これらの偏頭痛に効くツボは、もちろんご自宅でできますのでご自身で押していただいても効果がありますが、鍼灸師によって鍼で刺激をすることが、非常に有効に効果が表れます。
浜松市中央区の しんせつな鍼灸整骨院・整体院では鍼灸師も常駐しています。
鍼灸師はツボの名人です。ぜひ当整骨院にご相談ください。
【偏頭痛の対処法その4:腹式呼吸】
偏頭痛の原因の一つにストレスなどによる自律神経の乱れがあげられますので、自律神経を改善するために、腹式呼吸も有効です。
腹式呼吸には自律神経を整える効果が期待できますので、偏頭痛の完治まではいかなくとも、ストレスの軽減をすることで間接的に偏頭痛の症状を和らげてくれるでしょう。
偏頭痛に効く腹式呼吸の方法
① おへそのあたり、おなかの中心に力を入れます
② 5秒弱かけてゆっくり鼻から息を大きく吸います
③ 吸った時間の約2倍以上(10秒程度)の時間をかけて、さらにゆっくりと細く息を吐き出します。
④ ①~③を何回か繰り返します。すると、呼吸や脈拍がゆっくりになり、気持ちが落ち着いてくるのがわかるでしょう。
【偏頭痛の対処法その5:静かな場所で体を休める】
偏頭痛はいろんな刺激が原因となることがおおいですから、その刺激を取り除いた、静かで暗めのところで体を休めてみましょう。
また、偏頭痛の原因が自律神経の乱れであった場合も、体と心の休息は非常に重要になります。
ただし、偏頭痛をおさめる目的で休息を取るときには、完全に眠ってしまわないように注意しましょう。
完全に入眠してからだが休息状態になってしまうと、体がリラックスし過ぎることで、血管の拡張を助長し、さらに偏頭痛が悪化してしまう可能性があるからです。
偏頭痛をお持ちでなくても、寝起きの頭痛を経験したことがある方は多いのではないでしょうか。